上達のステップ
Step
楽器は大人になってから始めても十分に上達します。練習の分だけ確実に上手くなります。
上達のコツは、楽器で遊ぶように少しでもいいから、5分や10分でもいいから毎日楽器に触れること。
そうすれば、楽器は、音楽は、必ず応えてくれます。
入門編
入門
フルート歴:0~3ヶ月
フルートに触ったことがない!という方には、基本的なフルートの音の出し方はもちろん、
音階・リズムなどの基礎知識から丁寧にお教えします。
おおよそ3ヶ月でベートーヴェンの「喜びの歌」や「かっこう」が吹けるようになります。
① 楽器を初めて持つ方は、フルートの頭部管(ヘッド)のみを使って音を出す練習から始めます。
(フルートは見た目は1本ですが、実は3つのパーツに分かれます)
② 頭部管だけで音が出るようになったら、下の音、上の音と2種類の音が出る練習をします。
③ 楽々と頭部管が鳴らせる様になったら、胴部管(ボディ)と足部管(フット)を繋ぎあわせて、
『フルル・トゥルル・フルート』などの教則本を使って基本的な吹き方を身に付けます。
④ 同時に、音符やリズムに慣れていきます。
ピアノの音に合わせて歌を唄ってみたり手拍子などをしながら、ソルフェージュ能力も高めます。
初級
フルート歴:3ヶ月~ 2年ほど
楽譜にも慣れてきて、だんだん楽器が馴染んで来たら、基礎練習と同時にいよいよ曲に挑戦します。
半年から1年ほどでジブリやディズニーなどの比較的易しい曲が、難しすぎず簡単すぎず、
楽しい感じで吹けるようになります。
① 楽譜と楽器に慣れてきたら、アルテ1巻で本格的な基礎練習を始めます。
(アルテは全部で3巻ありますが必ずしも全てを学ぶ必要はありません)
② 基礎的な技術が身に付いてきたら、比較的易しい曲に挑戦します。
※『いつも何度でも』(千と千尋の神隠し)や『A whole new world』(アラジン)など
③ 実際に曲を演奏しながら「タンギング」「スラー」や「スタッカート」などの技術を習得していきます。
中級
フルート歴:2年~ 5年ほど
初級編で基礎的な技術を身に付けたあとは、どんどん色んな曲に挑戦していきます。
曲を演奏しながらさらに高度な技術を習得し、様々な奏法や音楽的な解釈も同時に学んでいきます。
ここまで来れば、かなり自由に音を奏でることができ、自信をもって人に聴かせられるようになります。
①『ユーモレスク』(ドヴォルザーク)『君をのせて』(天空の城ラピュタ)
『Beauty and the beast』(美女と野獣)、『Earth』などに挑戦していきます。
② 実際に曲を演奏しながら「音色の変化」「ヴィブラート」などの技術を習得していきます。
③ デュオの教則本などを使いながらピアノに合わせたアンサンブルの経験を積んでいきます。
上級
フルート歴:5年 〜
技術的にも音楽的にもここまで来ると、色々な道があります。
どんなジャンルの曲でもある程度は吹けるようになっているので、ここから先はどんな音楽を、
どんな音で奏でたいか?によって学ぶべきことがかわってきます。
① シャミナードのコンチェルティーノ、バッハのソナタ、アンデルセンやアンデルセンやケーラーのエチュードなど。
② コンサートに参加しながらさまざまな曲を演奏していきます。